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Leather and Lace Network

Leather and Lace Network、はじめます。

旧web storeが壊れて使えなくなってから数年、長いブランクを経て復活しました。
というより再開せざるを得なかったという方が正しいか。
Leather and Lace Network。
厳密な意味は違うけどネットの作業ということで。なんかTM NETWORKみたいでカッコいいし。

再開するにあたって意識したことは、”足りない”こと。
試着ができない分、ふんだんに情報を提供してギャップを解消してもらうのが筋かなと考えていたけど、
僕は情報過多であるほど見てるその場から飽きてってしまう。手にとってすらいないのに。錯覚満腹感。

ないから欲しくなるし、出てこないから探すんだし、十分あるより足りない方が前向きだし
健康的なのかなと。満たされてないときの方が頭か身体は働いている気がするし。
沢山画像のせて、何から何まで丁寧に説明したところで有難がってくれる人はあまりいないような。
今はみんなそれが当然だと思ってるから。足りなすぎると逆に不親切になるのでそこが難しいですが。

本当はカッコいいウェブサイト作りたいけど、そんな技術もかけられる時間もない。
きれいな写真も撮れない。写真は好きなので撮りたいという気持ちは強いけど。
できないくせにそれっぽく、もっともらしくやろうとするよりは、
足りない状態でどうらしさを出していけるか考えながらやっていこうと思います。

まずはストーンアイランドからアップしました。

このブランドには本当に大きな恩義を感じています。
ここの服を通して色んなことを教わってきたし、自分の方向性にもすごく影響を与えてもらった。

好きな人はストーンアイランドなら何でもというフェーズにはもういないと思いますが、
Leather and Laceとしては流行りもの扱いせず、これからもベーシックからアドバンスまで、
できるだけ幅広い層に向けて発信していくつもりです。今のバブルが落ち着いても、
いったん飽きて着なくなっても、いつかまた袖を通したくなる日が必ずくる、リバイバルを
繰り返していく服だと僕は思っているので。クラシックとはそういうもの。
僕がいつもニュークラシックと呼んでいる理由は、これから時間をかけてクラシックとして
認識されていくだろうという自分なりの観測です。希望的観測。

ストーンアイランドは海を喚起させるデザインが多いです。昔のものは特に。
でも押しつけがましくないというか、色や控えめなデザインでイメージを伝えることが多い。
見たら分かると思いますが、一着でスタイル全体が海に溺れてしまうようなことはありません。

デザインはだいたいヴィンテージから借りてきてます。まるっきり新しいわけではないです。
その辺に関しては他のブランドと大して変わりません。なら何が他と違い、どこが特別なのか。

一般的には生地と言われてます。最初から今に至るまで独自に生地を研究開発し続けているので。
個人的にはもう一つ。それは別にマニアックでも何でもない、多かれ少なかれ広く知られている
デザインをどこにどう使うか。違いはその使い方、アレンジにあると思っています。

中にはソースの分からないデザインもありますが、誰も見たことがないデザインよりは
誰でも知っているデザインを使って新しさを作り出すところに特別な魅力を感じます。
なんでここに気づかなかったんだろう、そういう発見があるから。
夢がありますよね。自分が知っていることだけでも新しいはいくらでも生み出せるなんて。

例えばこの長袖のTシャツ。
ネックのデザインはイギリスのフィッシャーマンスモックから持ってきてます、たぶん。
海をイメージさせるTシャツのネックデザインって、僕はボートネックがまず思い浮かぶ。
でもそれって当たり前すぎる。馴染みのあるデザインではあっても、新しいとは思わない。
でもフィッシャーマンスモックをTシャツに転用するというアレンジは今ですら新しく感じる。
これは今から20年前の物なので、少なくとも20年以上前にはこのアイデアがあったわけです。

見たらわかるけど、見る前は気づかなかった。
そんなアイデアが、ストーンアイランドが特別と感じる要因のひとつかなと僕は思ってます。

最初から長すぎた。これは続かんわ。
次回からはもっと簡潔にまとめます。
ではこれからどうぞよろしくお願いします。